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付則[スラローム規則]

1. 適用規則

    実連主催のスラローム大会は、基本的に実連標準帆走指示書(ただし、 本帆走指示書付則によって修正されたものを除く)、本附則を適用する。

    尚、最優先されるものは公式掲示板の内容である。

2. 艤装

    スラローム大会に使用する艇、艤装品に関しても制限は以下のクラス に応じ定めるものとする。

      メンズ :ボードはノン・ダガー(ダガーボードの装着機構がない)のもの。

      レディース:ボードはオープン

        なお、セイルは7.5m以下

          (7.0m以上の場合は実連認定セイルのみ)

      [参考] 販売時にダガーの装着が可能であったボードは、その後の改造を含むいかなる 処置を行っても、上記の「ノン・ダガーボード」に該当しない。

3. 安全

    3.1曳航用シートをすぐ使用できる状態でボードまたは 体に設置していなければならない。

    3.2選手はウェットスーツまたはドライスーツ、及び浮力体、 ハーネス を装着していなければならない。

    3.3ウェイトジャケットは単体で浮力がある物のみ装着を認める。

4. 選手への通告

    帆走指示書の変更及びその他選手に対する通告がある場合は、 それが発行するレースのスタート15分前までに公式掲示板に掲示される。

5. 出艇帰着申告

    レースへの参加及び安全確認のため、各選手は必ず出艇申告を 行わなければならない。

    各選手は朝、岸から出艇する際、必ず本人が大会本部にて出艇申告をし、 当日の全レース終了後1時間以内に帰着申告をすること。

    この規定に違反した選手は失格とする。

6. 競技を行うための条件

    公式レースとして実施する場合は最低風速5m/s以上を 基準とするが、最終判断はレースコミッティーによって行われる。

    規定以下の風速と判断された場合、レースコミッティーは準公式レース (ファンレース)を行うことができる

7. レースコース

    レースコースは図の通りビーチスタートのエイトスラロームを基本と するが、大会によっては、海上スタートあるいはダウンスラロームを採用する場合がある

スタート直後のマークAはマークと見なされない

8. 出艇

    Z旗による出艇の指示は行わない。出艇は各自の判断で行うこと。

9. スタート位置の抽選

    9.1スタート位置の抽選は対象となるヒートの2つ前のヒート がスタートした直後にスタートラインの近くで行われ、若い番号を引いた物から順に風上側から並ぶ。

    9.2 9.1項の抽選時期が不可能なヒートにおいては、その都度抽選時期を連絡するので 選手は極力抽選位置の近くで待機しておくこと。

    9.3抽選に遅れた選手は、その旨コミッティーに申告し最も風下側に並ぶ。 なお、複数の物が遅れた場合は申告した順に風上から並ぶ

10. スタート

    10.1スタートラインはビーチにたてられた 実連旗のポール2本を結んだ線とし、スタートまでは選手の体及び道具 の全部がこの線より陸側にいなくてはいけない

    10.2スタート信号

      準備信号: 赤旗掲揚とともに音響信号3発

      スタート: 選手が正しい位置につき次第、 赤旗降下とともに音響信号1発

    10.3スタート信号のあと、選手はスタートラインを通過して最短コースをたどって 海上で帆走できる位置に移動しなくてはいけない。 このコースは通常海岸線に対してほぼ直角の物となる

    10.4スタート信号の後の実連旗及び実連旗を掲げたポールへの接触は処罰されない。 ただし、意図的に接触したと判断された場合は失格とする。

11. リコール

    リコール艇は失格とし、この艇を除きスタートする。

12. フィニッシュ

    12.1 フィニッシュラインはビーチに掲げられた青旗のポール とインサイドマーク(7項に示すマークA)を結んだ線とする。

    12.2フィニッシュとは選手の体、艇、セイルまたは艤装品の一部がフィニッシュライン を通過した瞬間をいう。

    12.3フィニッシュした選手は、フィニッシュラインを再度横切ってはならない。 また、レースが行われている間はレース海面に入ってはいけない。 よって、 上位ヒートに出場する選手がボードをスタート位置へ移動する場合、陸上を通ることになる

    12.4フィニッシュ後、選手は速やかに各自の順位を確認し、 異議がある場合直ちにコミッティーに対し口頭で調査を依頼できる。 この際抗議供託金は必要ない。

    12.5 12.4項に従った抗議において、 コミッティーの判断になお不満がある場合は 18項に従った抗議を行うことができる。 この際は抗議供託金が必要である。

13. 海上スタート

    海上スタートの方法は以下の項目を除いてはコースレースのルールを適用する

    13.1スタート信号

      赤旗掲揚はスタート4分前、黄旗掲揚はスタート2分前とする。

    13.2リコール

      1艇またはそれ以上の艇が早すぎるスタートをした場合は、ラウンド・ジ・エンド・ルール は適用されず、リコール艇は直ちに失格となる。この際X旗の掲揚、音声信号は行われない。

    13.3ゼネラルリコール

      リコール艇が多くコミッティーが取りきれない場合はゼネラルリコールとし、 第1代表旗を掲揚し短音を連続して発する。 この際、コミッティーによってリコールを確認された 艇は直ちに失格となり、ゼネラルリコール後のスタートに参加する権利はない。

    13.4選手へのリコール通達

      コミッティーはゼネラルリコール後、スタート海面にて当該スタート時にリコールを 確認した艇を呼び上げる。呼び上げられた艇は直ちにビーチに帰着しなければならない。

    13.51分間ルール、ブラックフラッグルール

      ゼネラルリコール後の1分間ルール及びブラックフラッグルールは、これを適用しない。

      [参考]

        スラロームの海上スタートの場合、選手はスタートのタイミングを計るため スタートラインを何度か往復する必要がある。よって、ゼネリコ後もスタートラインを超える ことを認め、スタートの瞬間にスタートラインを超えていなければOKとした。

14. タイムリミット

    タイムリミットは同一ヒートにおけるトップ艇フィニッシュ後5分とする。

15. リタイヤ

    15.1リタイヤしようとする選手は、 速やかにレース海面から離れ、その旨をなるべく早くコミッティーに伝えなければならない。 また、この際混乱を避けるため、極力フィニッシュラインを通過しないように心がける義務がある。

    15.2もしフィニッシュラインを通過した直後にリタイアする場合、選手は自分が リタイアになっていることを確認しなければならない。 これを怠ると、 不正行為として当該大会の 全レースが失格となることがある。

16. マークの紛失

    16.1マークが紛失又は流出し、 レースの続行が不可能と判断された場合、 コミッティーは速やかにマークを定位置に復旧させるか、 新しいマークでこれを代替させる。

    16.2マークが紛失または流出し、レースの続行が不可能と判断された時点で 実施中のヒートについては以下のように定める。

      1) 4人以上がフィニッシュしている場合、または上位4人の順位に影響がない場合

        :ヒートは成立しフィニッシュしたN人以外の選手は全員N+1位となる

      2) フィニッシュしたのが3人以下の場合 :ヒートは不成立とされ中止される

17. ヒートの中止

    長音が連続して発生されるとともにN旗が掲げられた場合、 その瞬間に行われているヒートが中止されたことを意味する。

18. 優先権

    18.1反対タックのボード

      波のあるコースでは、カミング・インしている選手は ゴーイング・アウトしている選手を避けなければならない。

    18.2沈しているボード

      セイルまたは体の一部が水に浸かっているとき、その選手は沈の状態にあるといい、 帆走中の選手は沈している選手を避けなければならない。 目前で沈したボードを避けられないことによる罰則はない。 沈している選手は、帆走中の選手を妨害してはならない。

        [注意]本項の規則は競技の円滑な推進のため設ける物であり、選手は各自の 技量及び周囲の状況を判断してトラブルを未然に防ぐ義務があるのは当然である。 特にマーク付近での無理なジャイブは慎むよう心がけたい

    18.3スタート時点でオーバーラップした場合は、風上艇のオーバー テイキング中と見なし風下艇は風上艇を避けなければならない。

    18.4マーク回航は先行艇が優先艇となる。

19. 抗議

    抗議の際は、現場で相手艇に可能な限り抗議の意志を示し、 その抗議が発生したヒートのトップフィニッシュ後20分以内に陸上本部 で得られる抗議書を使用し、コミティーに提出しなければならない。

    この場合の供託金は5000円とし、抗議が成立した場合返却する。

20. イリミネーション

    20.1大会はシングルイリミネーションを基本とし、 決勝ヒートまで行われたものを1レースとする。 ファンレースはここでいうレースの定義には該当しない。

    20.2大会は1レース終了した時点で成立したものとする。

    20.3各ヒートにおいて、 次のヒートに進出できるのは上位5名である。 又、リタイア、失格等でフィニッシュした選手が4人以下の場合も、 次のヒートに進出できるのはそのフィニッシュした選手のみである。

    20.4メンズとレディースは、原則として同一のイリミネーションラダーに 無作為に組み込まれる。コミッティーはイリミネーションと並行してレディース のみのヒートを設けることができる。

21. 得点

    フィニッシュし、その後失格となることの無かった選手の得点は下表の通り

      (各ヒートナンバーはイリミネーションラダー参照)

    ヒートナンバー順位得点
    151位

    2位

    10位

    0.7

    10

    13

    14

    6位

    7位

    8位

    9位

    10位

    11

    13

    15

    17

    19

    10

    11

    12

    6位

    7位

    8位

    9位

    10位

    21

    25

    29

    33

    37

    1・6

    2・7

    3・8

    6位

    7位

    8位

    9位

    10位

    41

    49

    57

    65

    73

    レディースヒート1位

    2位

    3位

    4位

    以下

    0.7

    順位が得点

    レディースの総合得点も上左表によるものとし、レディースヒートの成績はカウントしない。 又、選手の数が少ない場合、コミッティーは第9ヒートからレースを開始することができる。

22. 複数のレースが行われた場合

    成立したレースが3レース以下の場合、全てのレースをカウントする。 4レース以上が成立した場合は、悪いレースの得点をカットすることができる。 成立レース数とカットできるレース数の関係は以下の通り。
成立したレース数カットレース数
1〜3全レースカウント
4〜61レースカット
7〜102レースカット
10以上3レースカット

23. 同点

    総合得点が同点になった場合は以下の方法で順位を決定する。

      メンズ

        相手の選手より上位得点を取得している方の勝ちとする。 この方法によっても同点の場合は次によい得点同志を比べていく。 この方法によっても同点の場合はカットした得点の良い方を勝ちとする。 この方法によっても同点の場合は最終レースで上位得点を取得している方を勝ちとする。 この方法によっても同点の場合は最終成績をタイとする。

      レディース

        レディースヒートが成立している場合はレディースヒートのみの合計点でよい方の勝ちとする。 この方法によっても同点の場合はメンズと同じ方法で決定する。 レディースヒートが成立していない場合はメンズと同じ方法で決定する。


      編集:全日本実業団ボードセイリング連盟 スラローム委員会 競技委員会

      発行:全日本実業団ボードセイリング連盟
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      協力:日本プロボードセイリング協会

      実連標準帆走指示書